素人意見が蔓延する英語教育業界

英語民間試験の延期のニュース。

ヤフーのコメント欄には素人がいろいろな意見を書いて散らかっている。


なぜこうなるか。


英語教育には答え、正解がないからである。

偉そうに書いてある論文がたくさんあるが、未だに最も効果的な指導法というのは証明されていない。


外国語教育には、国、母語、環境、動機、学習者の性格、能力、文化などあまりにも多くの変数があるため、科学的な証明が不可能であるからだ。


だから絶対の方法はない。

なのに、有識者とやらは、絶対の正解かのように指導要領を変え、入試方式を変え国民に強いる。

素人も自分の学習経験だけの判断で好き勝手適当なことを書き散らす。



自分も適当に書き散らしている1人ではあるが。


日本人の国民性、言語環境、教室文化

経済格差、試験の公平性、教員の労働環境

言語学習動機、必要性、地方の特性

学校の特性、クラスの特性、生徒の特性

第二言語習得の限界


こういったことをすべて考慮して、一つの制度や授業という形で正解を探っていくのは容易ではない。


素人コメントはそれらしく書いているが

上記のひとつかふたつしか考えておらず、他の要素を無視しているものばかり。


その辺を次回、斬っていきたい。